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C言語 環境構築ガイド

Windows・Mac・Linuxそれぞれの環境でC言語を動かすための準備手順を解説します。

C言語を動かすのに必要なもの

C言語のプログラムを実行するには、大きく2つのものが必要です。
⚙️
コンパイラ (gcc)
C言語のソースコードを実行可能なプログラムに変換するソフト。
📝
テキストエディタ
コードを書くためのエディタ。VSCodeがおすすめ。
このサイトの講座ページにはブラウザ上で動くコードエディタが付いているので、環境構築なしでも学習を始められます。
ただし、本格的に開発するならローカル環境は必須です。

OS別コンパイラ導入

お使いのOSを選択してください。
Windowsでは MinGW-w64 または WSL (Windows Subsystem for Linux) を使って gcc を導入します。
初心者には MinGW-w64 がおすすめです。

方法A: MinGW-w64(簡単・おすすめ)

1
MSYS2をダウンロード

MSYS2の公式サイトからインストーラーをダウンロードして実行します。
インストール先はデフォルト(C:\msys64)のままでOKです。

2
gccをインストール

MSYS2のターミナルを開き、以下のコマンドを実行します。

$ pacman -S mingw-w64-ucrt-x86_64-gcc
3
PATHを通す

「システム環境変数の編集」を開き、Pathに以下を追加します。

C:\msys64\ucrt64\bin
4
動作確認

コマンドプロンプトまたはPowerShellを新しく開いて以下を実行。

> gcc --version
gcc (Rev..., Built by MSYS2 project) 13.x.x ...

バージョン情報が表示されれば成功です。

方法B: WSL(Linux環境を使う)

1
WSLを有効化

PowerShellを管理者権限で開き、以下を実行。再起動が必要です。

> wsl --install
2
gccをインストール

WSLのターミナル(Ubuntu)で以下を実行。

$ sudo apt update && sudo apt install gcc -y
Macでは Xcode Command Line Tools をインストールするだけでgcc(実際はclang)が使えます。
1
Command Line Toolsをインストール

ターミナルを開いて以下を実行します。

$ xcode-select --install

ダイアログが表示されたら「インストール」をクリック。数分かかります。

2
動作確認
$ gcc --version
Apple clang version 15.x.x ...

バージョン情報が表示されれば完了。MacのgccはApple Clang(C言語互換のコンパイラ)です。

Homebrewで本家gccを入れることもできますが、初心者はXcodeのclangで十分です。
多くのLinuxディストリビューションにはgccが最初から入っていることもあります。なければパッケージマネージャでインストールします。
1
gccをインストール

Ubuntu / Debian系:

$ sudo apt update && sudo apt install gcc -y

Fedora / RHEL系:

$ sudo dnf install gcc -y

Arch Linux:

$ sudo pacman -S gcc
2
動作確認
$ gcc --version
gcc (Ubuntu 13.2.0-...) 13.2.0 ...

VSCode(Visual Studio Code)の設定

VSCodeは無料で高機能なコードエディタです。C言語開発に最適な拡張機能を紹介します。
1
VSCodeをインストール

Visual Studio Code公式サイトからお使いのOS用のインストーラーをダウンロードして実行します。

2
C/C++拡張機能をインストール

VSCodeを開き、左側の拡張機能アイコン(四角が4つ)をクリックして、以下を検索してインストールします。

3
ターミナルからコンパイル・実行

VSCode内のターミナル(Ctrl+`)を開いて、次のセクションの手順でコンパイル・実行します。

最初のコンパイルと実行

環境構築が完了したら、Hello Worldプログラムを作って動かしてみましょう。
1
ファイルを作成

以下の内容で hello.c というファイルを作成します。

#include <stdio.h>

int main(void) {
    printf("Hello, World!\n");
    return 0;
}
2
コンパイル

ターミナルで hello.c があるフォルダに移動し、以下を実行。

$ gcc hello.c -o hello

エラーが出なければ hello(Windowsでは hello.exe)が生成されます。

3
実行
$ ./hello
Hello, World!

Windowsの場合は .\hello.exe または hello と入力します。

🎉
環境構築完了!
これでC言語のプログラムをローカルで自由に書いて動かせます。

環境構築が面倒な人へ(オンラインコンパイラ)

今すぐ試したい場合や、環境構築でつまずいた場合は、ブラウザ上でC言語を実行できるオンラインサービスがあります。
Wandbox
gcc/clangの複数バージョンに対応。コンパイルオプションも自由に設定可能。
paiza.io
日本語のUIで使いやすい。標準入力にも対応しているのでscanfの練習もできます。
Compiler Explorer
アセンブリコードとの対応が見える。上級者向けだが、コンパイル結果の理解に役立ちます。
このサイトの各講座ページにもブラウザ上で動くコードエディタが付いています。まずはそちらで学習を始めるのもおすすめです。

よくあるトラブル

'gcc' は認識されていません(Windows)

PATHが正しく設定されていません。環境変数の Path に C:\msys64\ucrt64\bin を追加し、コマンドプロンプトを新しく開き直してください。

xcrun: error: invalid active developer path(Mac)

Command Line Toolsがインストールされていません。xcode-select --install を再度実行してください。

permission denied: ./hello

実行権限がありません。chmod +x hello を実行してから再度 ./hello を試してください。

文字化けする(Windows)

ソースファイルの文字コードを UTF-8 で保存してください。コンパイル時に gcc -fexec-charset=CP932 オプションを付ける方法もあります。

コンパイルエラー辞典を見る Hello Worldの講座へ進む

この講座の理解を深めるおすすめ書籍

サイトで動きを理解し、書籍で演習量を補うと効果的です

📘
苦しんで覚えるC言語
MMGames 著
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📗
新・明解C言語 入門編
柴田望洋 著
図解が豊富で、演習問題も充実。大学の教科書としても採用多数。
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プログラミング言語C 第2版
B.W.カーニハン, D.M.リッチー 著
通称K&R。C言語の原典。基礎を終えた後のステップアップに最適。
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